記憶

幼少期の寝る時の記憶

 

「早く寝なさい」って怒って親が襖をぴしゃりと閉める。

 

豆電球だけになってる部屋の明かりをじっと見る。

 

あくびで出た涙やら、色々考えてたら出た涙やらで視界がぼやける。

 

そんな涙で滲んだ目のまま電球を見るのがちょっと好きだった。

 

 

涙で滲んだまま薄黄色の明かりを見て、まばたきするたび光の加減で見え方が違った。

 

そこから様々な想像の世界に飛び、そのうち寝てしまう‥というのが小さい時の私。