母娘
冬を感じさせるような冷たい風が強く吹いてる今日。
さすがに暖房器具がいるなと、こたつを引っ張り出してるところに郵便局から電話。
「お宅に荷物が送られてるんですけど、住所が○○町までしか書いてなくて届けられないんです」
差出人は母。さすが我が母、テキトーにも程がある。
番地などを伝えて、届けてもらう。
開けてみると、子どもたちへのお菓子がいっぱい。すぐに母に電話した。
「出かけた先で、あんたの家にも何か送ってやろうと思ってね。慌ててたから住所もうろ覚えでね」って、笑ってた。
過干渉なところが苦手で、ついつい母とは距離を置いてしまっている。
でもそれが母なりの愛情表現だったのだなと、反抗期の娘を持ってよくわかる。
私なりに精一杯、あなたのために‥っていうのが娘には全部鬱陶しいらしい。
娘の気持ちはよくわかる。でも、今になってやっと母の思いも実感としてわかる。
あの頃の母も、同じ思いで私の反抗を受け止めてたのかなあ‥
娘もおばあちゃんにお礼を言いたいと、受話器を代わった。
「もしもし」っていう声が私とそっくりだって言われたみたいで
「ええー!最悪~」って嫌そうに言ってる。
嫌だけどね、似ちゃうんですよ!