感謝

高2の娘は、進路についてとても悩んでいます。

 

思えば自分はバブルの時期が丁度受験で、世間的にいい大学、いい会社を目指すのが当たり前の目標だったように思います。

 

中高生の時から色々悩みがあって、心理学やら福祉やらに興味がありました。

そんな本ばかり読んでたし‥

 

大学では心理学など学んでみたいと思いましたがとても能力が足りず、さらに兄弟が多くてそれぞれ思春期の問題を起こしたもんだから、親はそちらの対応に追われていて、私はおりこうさんに親に心配かけない進路に‥ってことで自宅から通える短大に進学させてもらいました。

 

それなりに楽しく学んで、いざ就職活動。

何社か受けましたが、志望動機が自分に嘘をついているようで辛くなってきました。

 

ホントにやりたい事って何?

 

自分に問いかけた時、一般教養で選択した社会福祉の授業が一番楽しかったなと思いました。

 

そこから福祉の専門学校などを色々調べ、ボランティア活動をしてみたりして、やっぱりこの道に進みたい。

 

思い切って社会福祉の授業の先生を訪ねて、相談してみました。

 

先生は高齢者福祉施設の施設長のかたで、あなたが真剣にこの道に進もうと思うなら、専門の大学に進学してちゃんと福祉を学びなさい、そして社会福祉士の資格を取りなさいっておっしゃいました。

 

そこから一念発起、紆余曲折を経て福祉の世界に入り、先生も職場まで様子を見に来て下さって、感謝の気持ちしかありません。

 

でも私の都合で何度か引っ越したりして段々疎遠になってしまい、反省し連絡とろうとしたら、すでにこの世を去っておられました‥。

 

親も先生も、若い人にとっての年配者も、知らず教え導いている事があります。

若いと、その教えに感動し、影響を受けたのに、未熟さゆえに直接感謝を伝える機会を逃す事が多いです。