新年度
3月も今日で終わり。
去年は娘の高校受験だったり、卒業式、入学式とバタバタした春だったけれど、今年は特に節目ではない春。
でも職場では出会いと別れがあって…
自閉症の21歳の男性。
支援学校を卒業してから、私の働く施設に自宅から通い出して3年。
自宅からは少し遠いけれど、入所施設に入ることになり今日でお別れ。
親御さんにとっては、悩んだ末の選択。
心配でたまらない気持ち、分かります。
小さい時からそばで見守って来た親御さん。
彼のふとしたしぐさ、目の動きでさえ思いを汲み取ってあげられるでしょう。
でも、年齢的には親元を離れるのは不自然じゃないし、彼は大丈夫だと思う。
ご家族が悩んで決めたこの別れ。
慣れるまではトラブルもあるでしょうが、それは新しい環境に飛び込む人にはみなある事。
子どもの事を一番わかってるのは親。
でも親から巣立っていくのが自然。
彼と入れ替わりに新しい人が明日から通ってきます。
彼もまた、慣れた環境から飛び出してくる人。
仲間になって、心地よく日々過ごせるまで色々あるよね。
新しい環境でスタートする人たち!
失敗やトラブルはあって当然。
あるからこそ親しくなって、仲良くなれます。
皆さんの新年度に、桜色の、ほんのりあったかい出会いがありますように…