配慮
2週間位前の話。
週末の息子のミニバスケの練習の見守り当番で体育館にいた
その日は遠くの体育館での練習だったので、当番以外で見ている保護者は数人だった
今まで挨拶程度にしか話した事がなかった高学年のチームメイトのお母さんと話した
「うちの子ね、幼児期の病気が原因で、左の耳が聞こえてないのよね」
・・ええっ!さらっと言うけど、それって大変な事。
「全然解らなかったです。聞こえないとバランス感覚とか取りづらいんじゃないですか?」って、私。
聞こえないという現実に苦しみながら慣れるしかない息子さんの事
何とか治療出来ないかと、はるか遠くの病院まで受診した事
最後の望みを持って受診した先生に「聞こえるようにはならない」と言われて現実を受け入れるしかないのだと涙した事。
そのお母さんはサラッと話されるのだけど、ちょっと自分の過去とかぶって胸が締め付けられる
ふんふんって、聞き役ばかりで自分を正直に出せないのが私の欠点
このお母さんになら言えるかなあ・・?思い切って、息子の事を言ってみた
息子は手や指の力がうまく入らない。筆圧も弱くてずっと字もうまく書けなかった
一年近くバスケやってきたけど、やっぱり誰よりも上達してない
刻々と変化する状況を見て、先を読んで行動するなんて最も苦手だ
チームプレーにはたぶん向いてない
そんな話を思い切ってしてみた
「それ、コーチは知ってる?」って聞かれた
「言ってないです。みんなと同じように指導してもらっていいと思っているので」
「息子は耳が片方聞こえないって、人に言いたくなかったんだよね。でも配慮してもらわないと授業についていけないから話したの。新学期はどうするって聞いたら、配慮してもらいたいから伝えてって言ったよ」って。
私は間違っているのかもしれない