空想教室

少し前に「植松努さん」という方を知りました。

 

北海道の小さな工場で、幼いころからの夢をあきらめずに、自分でロケットを作って打ち上げに成功した人。

 

 

好奇心を“天職

好奇心を“天職"に変える空想教室

 

でもそんな、サクセスストーリーの本ではなかったです。

 

自分自身のエピソードはむしろさらっと。

それより、これからを生きる人(子どもに限らず)に 伝えたい気持ちがあふれています。

 

「どうせ無理」

人から希望を奪ったり、やらない自分を仕方なく肯定する言葉。

 

でもやってみようよ!

どうしたらいいのか考えてみようよ!

「バカじゃないの?」って笑われるかもしれないけど、何か方法があるはずだって模索する仲間になろうよ。

 

私は勝手に仲間になりました。

私はまず身近な所から「どうせ無理」を「だったらこうしたら?」に変えていきます。

 

「思うは招く」

 

最近色んなことが惰性になっていて、以前はあった目標というか想いも何だか曖昧になっていました。

 

そういう自分の気持ちを原点に帰って振り返り、新しい気持ちでまた前に進んでみようという気持ちにさせてもらった本でした。

遠方に住んでいて、疎遠になりがちな母からの久しぶりのメール

 

「○○銀行から親展のハガキが来てますよ。どうしますか?」

 

???今は全く取り引きがない銀行。

地方銀行なので、多分結婚で引っ越しするときに別の口座に移動させて、端数の小銭が残ったのかな・・

無効になる前の連絡みたい。

 

「ハガキの内容を見て、適当に処分して下さい」って返事をした。

 

「びっくりする位残高があったらいいね」って母から返事があったので

 

「あはは、ホントにね。あったらあげるよ!」って返事しました。

 

 

翌日。

「銀行に行ってね、本人は遠くにいるし手続き出来ないからって言ったの。

そしたら、小銭じゃなくて十万以上はあるのでって言われたよ」って母から電話。

 

ままま、マジですか!

全くの想定外のお金。

 

ちょうど冷蔵庫を買い替えたので、神様からのプレゼントだ~なんて一人興奮してしまいました(;^ω^)

 

無いと思ってた物が手に入ると、欲が出るものですね。

 

母にあげようと思っているのに「もし10万円あったら、何しよう」ってめっちゃ考えました(笑)

 

そうして思い付いたもの、自分の今あるお金で実現したらいいのだと思います。

多分、そうします。

 

 

運動会

土曜日は息子の小学校の運動会でした。

 

今年の徒競走は足の速い子ばかりと一緒に走ることになったらしくて、絶対ビリだから運動会嫌だなあ‥と、初めて憂鬱そうに参加していました。

 

当日。

開会式のあいさつやら、応援団長やら、リレーの選手やら、目立って頑張ってるのが偶然にも同じバスケのチームメイトの先輩たちでした。

みんな凄いな、かっこいいな!明日の練習で会ったら、そう言って褒めてあげよう!

 

息子は結局予想通りの結果で、最後の競技では暑さのせいか鼻血を出して救護テントで終わりを迎える事に(涙)

 

でもまあ、よく頑張って晴れやかな表情で帰ってきました。

 

今日のバスケの練習を見ながらお母さんたちと話していました。

 

開会のあいさつをした子は、引っ込み思案でバスケでもずっと目立たない子でした。

 

リレーの選手の子は、お母さんがシングルで子育てしてて仕事が忙しいので週末のバスケもやめてほしいくらいなんだけど、息子が頑張ってるならって時間をやりくりして練習に参加できている子。

 

応援団長の子はとても小柄なんだけど、バスケチームで一番って言ってもいいくらいガッツのある子。

聞けば応援団旗を振って叫ぶ役をやりたがる子がいなくて「おまえやれよ」って押しつけられてやることになったそう‥

 

でも小さい体で必死で大きい団旗を振って大声で応援してて、すごくかっこ良かった!

 

運動会の翌日でお休みの子が多かった今日のバスケの練習。

いつもはあまり接する事のない上級生たちに囲まれて練習してる息子。

 

こんなカッコイイ先輩たちとチームメイトなんだって思いながら一緒にプレーを楽しめるんだから、辞めたくないって言うんだなあとわかったような気がしました。

深夜食堂

そんなにすごく感動したって訳でもないのに、折々に思い出す作品ってあります

 

映画「深夜食堂」

映画「深夜食堂」

 

 何年か前に、それこそ深夜に放送されているこのテレビドラマを録画して見ていました。

 

周囲から随分遅れてうちにパソコンが登場して、ブログという存在を知りました。

 

たまたま出会ったブログの主さんがこのドラマが好きだと書いておられたのがきっかけで、観るようになりました。

 

このブログ主さんは事情があって書くのをやめられて寂しい思いをしましたが、記事の繋がりから、新しいブログに出会ったりしました。

 

深夜食堂」みたいに、静かに優しく待ってるオーナーがいて

グダグダ言いたい人あり、黙って癒されたい人あり。

 

私もそうやって何となく来てもらえる存在になりたいな~とか、

深夜食堂」みたいな場所が欲しいなとしみじみ思いました。

 

子育て

「聞いてください!昨日うちに警察の人が来たんです」

 

週明けに出勤したら、職場の30代の男性が興奮して話してくる。

 

「嫁さんが子どもを叱って少しの間外に出したら、泣き声を聞いた近所の人が通報したみたいで、あざがないかとか子どもの身体検査をして帰ったそうなんです。嫁はそれがショックだったみたいで、泣きながら職場に電話がかかって来たんです・・」

 

 

「次の日、市役所の人が来ました。通報があったら一応こういう対応になるのでって説明と、怒って子どもを外に出すのはダメだって。虐待になるそうです」

 

なんか聞いてて複雑な思い。。

 

まずはやっぱり、心配して通報して下さる近所の人と、すぐに対応して下さる警察。

役所と連携を取って翌日にすぐに家庭訪問があるなんて、すごく迅速で頼りになるネットワークだと思う。

 

 

あとはお母さんの気持ち。

そんなに叱っちゃうって、たぶんお母さんも思いつめてる。

それをただ咎められたら、密室で追い詰められちゃうかも‥

 

私の経験なんてもう10年も前の事だけど、私も子育てに悩んで息が詰まってた。

不安でおかしくなりそうで、勇気を出して役所の相談窓口に相談して、少しづつ事態が好転した。

だから、奥さんもこれがいいきっかけになったって思って、いろんな相談窓口とか子育て支援のプログラムにつながったらいいと思うって、私の気持ちを伝えた。

 

「そういえば、役所の人が子育て支援のパンフレットを沢山持ってきてくれてたな」って言ってたので、ぜひそういうのを利用してほしいなーと思います。

災害

自然の力を前に、人はなすすべもなく立ち尽くしてしまうのだなとか

 

嫌になるほど変わり映えのない日々が、どれほど愛おしいものなのかとか

 

事故や災害などで思い知らされます。何度も。

 

 

だからといって、日々の事を腫れ物に触るようには向き合えないし

 

後悔しないように何でもやっちゃう!って訳にもいかないのですけど・・

 

 

自身の不安を顧みずに一心に救助されているレスキューの人を見ていると、ああ、自分も日々の仕事を相手の幸せのためにやっていこうと思わされます。

 

 

 

岳(1) (ビッグコミックス)

岳(1) (ビッグコミックス)

 

 

 

「出来る限り高い山を、できるかぎり難しいルートでってずっとチャレンジしてきたけど、動けなくなった今、低い山も楽しかったなって思うよ」

 

「山に捨てても怒られないもの、知ってる?答えはね、ゴミと命以外、ぜーんぶ!」

 

 

みんなそれぞれにいろんなものを背負って山を登ってて、目指すところもルートも様々。

 

思いが遂げられなくても、途中で引き返しても、ルート変更しても、アリ。

 

 

まだ一巻を読んでる途中ですが、心に引っかかって何度も反芻しながら読み砕く言葉に出会っています。